葬儀で避けるべきマスクの種類はある?参列時に守るべき身だしなみを解説!

葬儀の知識
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急なお通夜や葬儀の連絡が入ったとき、「今の時期、マスクはどうすればいいの?」と迷う方は少なくありません。以前とはマナーの形も少しずつ変わっていますが、それでも「失礼にあたらないか」と不安になるのが弔事の場ですよね。この記事では、マスク選びから服装まで、今の時代に合った参列マナーをわかりやすく紹介します。

  1. 葬儀で避けるべきマスクの種類と選び方
    1. 派手な色や柄が入ったものはマナー違反
    2. 不織布素材を選ぶのが最も無難な理由
    3. キャラクターものや大きなロゴは避ける
  2. 黒いマスクで葬儀に参列しても失礼にならない?
    1. 喪服の色と合わせた黒やグレーの着用感
    2. 地域や親族の考え方で白を選ぶべきケース
    3. 派手な装飾がないシンプルなデザインを選ぶ
  3. マスク以外に参列時に守るべき服装の基本
    1. 男性はブラックスーツに白シャツを合わせる
    2. 女性は肌の露出を抑えたアンサンブルが基本
    3. 子供が参列する場合は制服を正装とする
  4. 焼香や受付でマスクをつけたまま接する際のマナー
    1. 挨拶をするときは声がこもらないように注意する
    2. 焼香の最中もマスクは外さなくて大丈夫
    3. 記念写真を撮る際だけ外すなどの臨機応変な対応
  5. 意外と見落としがちな小物の選び方
    1. ハンカチは白か黒の無地を準備しておく
    2. 殺生を連想させる革やファーのバッグは持たない
    3. 数珠は自分の宗派に合ったものを忘れずに持つ
  6. 髪型やメイクで気をつけるべき清潔感の出し方
    1. 派手な色味を抑えた片化粧で顔を整える
    2. 長い髪は耳より下の位置でひとつにまとめる
    3. 華美なネイルは落とすか黒い手袋で隠す
  7. 足元の身だしなみで失敗しないための注意点
    1. 靴は光沢のない黒のパンプスや革靴を選ぶ
    2. ストッキングは肌が透ける黒の薄手を用意する
    3. 金具が目立つデザインや高いヒールは避ける
  8. 香典を渡すときや受付での振る舞い
    1. 袱紗の色は紫や紺などの寒色系を使う
    2. 受付ではお悔やみの言葉を短く伝える
    3. マスク越しでも伝わる丁寧な会釈を心がける
  9. まとめ:心を込めた身だしなみで最後のお別れを

葬儀で避けるべきマスクの種類と選び方

葬儀という悲しみの場では、自分を着飾ることよりも「遺族に不快な思いをさせないこと」が何より大切です。マスクも顔の一部として見られるため、普段使っている派手なものは避けるのが基本。迷ったら、清潔感のある使い捨てタイプを選ぶのが正解です。

派手な色や柄が入ったものはマナー違反

葬儀の場では、赤やピンクといった明るい色や、迷彩柄などの派手なデザインは厳禁です。こうした色はお祝い事を連想させたり、カジュアルすぎる印象を与えたりするため、弔事の雰囲気には全く合いません。

たとえ淡いパステルカラーであっても、親族席や目上の人が多い場では避けるのが賢明です。葬儀の主役はあくまで故人であり、参列者は目立たないことがマナーだということを忘れないようにしましょう。

  • 避けるべき色の例:赤、黄色、青、派手なピンク、オレンジ
  • 避けるべき柄の例:迷彩、チェック、ストライプ、大きな花柄

不織布素材を選ぶのが最も無難な理由

マスクの素材は、ドラッグストアなどで市販されている「不織布(ふしょくふ)」が最も推奨されます。ウレタンや布素材は、どうしても少しカジュアルな、お出かけ用の印象を与えてしまうからです。

また、不織布マスクは使い捨てができるため、清潔感を保ちやすいというメリットもあります。「きちんと感」を出したいなら、迷わず不織布の白マスクを選んでおけば間違いありません。 予備を数枚カバンに入れておくと、ゴムが切れたときなども安心です。

キャラクターものや大きなロゴは避ける

ブランドの大きなロゴが入ったものや、キャラクターがプリントされたマスクも葬儀には向きません。どんなに高級なブランド品であっても、ロゴが目立つものは「おしゃれを楽しんでいる」と受け取られてしまう可能性があります。

ワンポイントの刺繍程度なら許容されることもありますが、基本は「無地」が鉄則です。周囲の人が見て違和感を抱かない、ごく普通のシンプルなデザインを心がけましょう。

  • キャラクターのプリント:一律NG
  • ブランドロゴ:目立つものは避ける
  • レース素材:お洒落に見えすぎるため控える

黒いマスクで葬儀に参列しても失礼にならない?

最近では街中で黒いマスクをつける人も増えましたが、葬儀ではどうでしょうか。「喪服が黒だから、マスクも黒でいいのでは?」と思うかもしれませんね。結論から言うと黒もアリですが、選ぶ際には少しだけ注意しておきたいポイントがあります。

喪服の色と合わせた黒やグレーの着用感

最近の葬儀では、喪服に合わせて黒やダークグレーのマスクを着用する人が増えています。統一感が出るため、以前ほど「黒いマスクは失礼」と言われることは少なくなりました。

ただし、黒マスクは顔の印象が少し強く見えてしまうこともあります。不安な場合は、予備として白マスクも持参し、周りの様子を見てから決めるのが一番安心な方法です。

地域や親族の考え方で白を選ぶべきケース

葬儀のマナーは、地域や家風によって大きく左右されます。年配の方や保守的な地域では、「葬儀のマスクは白であるべき」と考えている方が一定数いらっしゃるのも事実です。

親族として参列する場合や、非常に格式高いお葬式の場合は、最初から白の不織布マスクをつけておくのが無難でしょう。「誰からも文句を言われない」という点では、やはり白マスクが最強の選択肢です。

派手な装飾がないシンプルなデザインを選ぶ

黒やグレーのマスクを選ぶ場合も、形や質感にはこだわりましょう。例えば、光沢のあるサテン生地や、派手なカッティングが入ったスポーツタイプのマスクは葬儀には馴染みません。

あくまで「目立たないこと」が目的なので、マットな質感のものを選んでください。黒マスクにするなら、顔にフィットしすぎるものより、標準的な不織布の形をしたものの方が誠実な印象を与えます。

マスク以外に参列時に守るべき服装の基本

マスクが準備できたら、次は全体の服装を確認しましょう。お葬式では「略礼服(ブラックスーツ)」が基本ですが、細かい部分で「これは大丈夫かな?」と迷うポイントがありますよね。男女別に、絶対に外さない基本を押さえておきましょう。

男性はブラックスーツに白シャツを合わせる

男性の場合は、光沢のない黒のブラックスーツ(喪服)を着用します。ビジネス用の紺やグレーのスーツは「急なお通夜」であれば許されますが、本葬では黒が基本です。

シャツは必ず白の無地を選び、ボタンダウンのようなカジュアルな襟は避けてください。ネクタイは黒無地で、お洒落に見える結び目のくぼみ(ディンプル)を作らないのが葬儀の正式なルールです。

  • スーツ:光沢のない黒
  • シャツ:白の無地(レギュラーカラー)
  • ネクタイ:黒無地、光沢なし

女性は肌の露出を抑えたアンサンブルが基本

女性は、黒のワンピースやアンサンブル、スーツを着用します。スカートの丈は膝がしっかり隠れるものを選び、座ったときに膝が出ないように注意が必要です。

また、胸元が大きく開いたデザインや、透け感の強すぎる素材は避けましょう。「控えめで清楚」な印象を与えることが、故人や遺族に対する敬意の表現になります。 夏場でも長袖か五分袖程度のものを選び、肌の露出を最小限にします。

子供が参列する場合は制服を正装とする

お子さんが参列する場合、学校の制服があればそれが一番の正装になります。制服の色が赤やチェック柄であっても、学校指定のものであれば全く問題ありません。

制服がない場合は、黒や紺、グレーなどの落ち着いた色の服を組み合わせます。白いシャツに暗い色のズボンやスカートを合わせ、靴下も白や黒の無地で揃えてあげれば、十分に礼を尽くした格好になります。

焼香や受付でマスクをつけたまま接する際のマナー

式場内では常にマスクをしている状態になりますが、挨拶や焼香の場面で「外すべき?」と迷うことはありませんか。今のマナーとしては、無理に外す必要はありません。その代わり、相手に気持ちが伝わるような工夫が必要です。

挨拶をするときは声がこもらないように注意する

マスクをしていると、どうしても声がこもって聞き取りにくくなります。受付でのお悔やみの言葉や、親族への挨拶の際は、いつもより少しだけハッキリと話すように意識しましょう。

「この度は…」とボソボソ話すと、相手に伝わらないだけでなく、暗い印象を強く与えすぎてしまいます。マスク越しでも「言葉を届けよう」という気持ちを込めて、一語一語を丁寧に向き合うことが大切です。

焼香の最中もマスクは外さなくて大丈夫

お焼香の際も、基本的にはマスクをつけたままで失礼にはあたりません。お香の煙を直接吸い込むのが苦手な方にとっても、マスクは役立ちます。

焼香の順番が来たら、まず遺族に一礼し、次に遺影に向かって深く礼をします。このとき、マスクがずれていないか事前にサッと確認しておくと、所作が美しく見えます。 焼香が終わった後の合掌も、マスクをしたままで丁寧に行いましょう。

記念写真を撮る際だけ外すなどの臨機応変な対応

最近では少なくなりましたが、葬儀の後に親族で集合写真を撮る場合があります。その際は、周囲の状況を見てマスクを外すのが一般的です。

「撮影の時だけ外してください」と指示があったら、速やかに外してカバンやポケットにしまいます。自分の判断だけで動くのではなく、会場のスタッフや喪主の意向に合わせるのが、その場の空気を壊さないコツです。

意外と見落としがちな小物の選び方

洋服やマスクが完璧でも、ふとした瞬間に使う「小物」でマナー違反をしてしまうことがあります。バッグやハンカチは、つい普段使いのものを持っていきがちですが、葬儀用には厳格な決まりがあるんです。

ハンカチは白か黒の無地を準備しておく

葬儀で使うハンカチは、白の無地が最も格式高いとされています。なければ黒や地味な色でも構いませんが、派手な刺繍やプリントがあるものは避けましょう。

また、タオル地のハンカチは吸水性は良いものの、フォーマルな場では少しカジュアルすぎると見なされます。アイロンのかかった綿素材のハンカチを用意しておくのが、大人のマナーとして素敵ですね。

  • おすすめ:白の綿ハンカチ、黒の無地ハンカチ
  • NG:カラフルな色、大判のロゴ、タオル素材

殺生を連想させる革やファーのバッグは持たない

バッグ選びで一番気をつけたいのが「素材」です。クロコダイルやヘビ革といった動物の皮がはっきりわかるもの、またファー(毛皮)がついたものは、仏教的な「殺生」を連想させるため厳禁です。

また、キラキラ光る大きな金具やチェーンがついたバッグも、お祝い事のように見えてしまうので避けましょう。布製の黒いフォーマルバッグ、または光沢のないシンプルな革バッグを選んでください。

数珠は自分の宗派に合ったものを忘れずに持つ

お葬式に欠かせない数珠(じゅず)は、本来は自分の家の宗派のものを使うのが基本です。もし自分の宗派がわからない場合は、どの宗派でも使える「略式数珠」を用意しておけば安心です。

数珠は貸し借りをするものではないので、必ず自分用のものを持参しましょう。忘れてしまったからといって、手ぶらでお焼香をするよりも、カバンにひとつ常備しておくと慌てずに済みます。

髪型やメイクで気をつけるべき清潔感の出し方

顔の半分がマスクで隠れるからといって、髪型やメイクを手を抜いていいわけではありません。むしろ、出ている部分(目元や髪)の印象が強くなるため、いつも以上に「控えめな清潔感」が求められます。

派手な色味を抑えた片化粧で顔を整える

葬儀のメイクは、ラメやグロスを封印した「片化粧(かたげしょう)」が基本です。肌のトーンを整える程度の薄化粧を心がけ、口紅も肌馴染みの良い落ち着いた色を選びます。

マスクで見えないからとノーメイクで行くのは、逆に不健康そうに見えたり、マナー不足と捉えられたりすることもあります。目元もアイラインやマスカラは最小限にし、伏し目になったときに自然に見える程度に抑えましょう。

長い髪は耳より下の位置でひとつにまとめる

髪が長い場合は、お辞儀をしたときに顔にかからないよう、後ろでひとつにまとめます。このとき、まとめる位置は「耳より下」にするのが弔事のルールです。高い位置でまとめると、華やかな印象になってしまうからです。

ヘアゴムやバレッタも、黒のシンプルなものを選んでください。お焼香やお辞儀のたびに髪を触らなくて済むように、しっかりと整えておくのがスマートな参列者の姿です。

華美なネイルは落とすか黒い手袋で隠す

ラインストーンが乗ったネイルや、派手な色のジェルネイルは葬儀の場では浮いてしまいます。できれば落とすのが一番ですが、時間がなくて落とせないこともあるでしょう。

そんな時は、葬儀用の黒いレースの手袋(フォーマルグローブ)を着用して隠すという方法があります。ただし、お焼香の時は手袋を外すのが本来のマナーなので、どうしても外せない場合はベージュの絆創膏を貼るなどの工夫も検討してください。

足元の身だしなみで失敗しないための注意点

意外と人に見られているのが「足元」です。お葬式では椅子に座ったり、移動したりする場面が多く、靴や靴下のマナーが目立ちます。普段のビジネスシューズやパンプスとは違うポイントをチェックしましょう。

靴は光沢のない黒のパンプスや革靴を選ぶ

男性なら黒の紐靴、女性なら黒のパンプスが基本です。ここで注意したいのは「エナメル素材」のようなピカピカ光るものは避けるということ。

また、金具(バックル)が大きく目立つものや、カジュアルなローファーも本来は避けるべきです。マットな質感の、シンプルで歩きやすいものを選んでおくと、長時間の参列でも疲れにくく安心です。

  • 男性:黒のストレートチップ(光沢なし)
  • 女性:黒の布製またはプレーンな革パンプス
  • ヒールの高さ:3cm〜5cm程度がベスト

ストッキングは肌が透ける黒の薄手を用意する

女性のストッキングは、黒の無地で「肌が少し透けるもの」が正式なマナーです。厚みでいうと、20〜30デニール程度が目安になります。

寒い時期は厚手のタイツを履きたくなりますが、80デニール以上の真っ黒で厚いタイツはカジュアルな印象になります。基本は薄手の黒ストッキングを履き、どうしても寒い場合は、会場まで防寒着で調整するようにしましょう。

金具が目立つデザインや高いヒールは避ける

歩くたびにコツコツと大きな音が鳴る高いヒールや、派手な装飾がついた靴は、静かな式場内ではかなり目立ってしまいます。音を立てないように歩くのもマナーのひとつです。

また、サンダルやミュール、ブーツといった「かかと」がない、あるいは隠れすぎる靴もNGです。「あくまで地味に、周囲に溶け込む足元」を意識するだけで、全体の振る舞いがグッと落ち着いて見えます。

香典を渡すときや受付での振る舞い

最後に、受付での具体的な動きを確認しておきましょう。マスクをしているからこそ、目元の表情やちょっとした仕草が、あなたの誠実さを伝えてくれます。

袱紗の色は紫や紺などの寒色系を使う

香典袋をそのままカバンから取り出すのはマナー違反です。必ず「袱紗(ふくさ)」に包んで持参しましょう。葬儀で使えるのは、紫、紺、グレー、緑などの落ち着いた色です。

特に「紫」は慶弔どちらでも使えるため、ひとつ持っておくと非常に重宝します。受付の順番が来たら、袱紗から香典袋を取り出し、袱紗の上に乗せて相手が文字を読める向きにして渡しましょう。

受付ではお悔やみの言葉を短く伝える

受付では、長く話し込むのはマナー違反。後ろに並んでいる方の迷惑にもなるため、一言、丁寧にお悔やみを述べます。

「この度は、ご愁傷様でございます」

「この度は、突然のことで…」

このように短く挨拶し、静かに一礼して香典を差し出します。 マスクをしているので、少しゆっくり、深みのある声で伝えると相手にしっかり届きます。

マスク越しでも伝わる丁寧な会釈を心がける

顔の表情が分かりにくい分、体を使った「お辞儀」の重要性が増します。挨拶の言葉を述べた後、腰からしっかり曲げる丁寧なお辞儀を意識してください。

また、知り合いに会った際も、大きな声で話しかけるのではなく、黙礼(もくれい)で挨拶を済ませるのがスマートです。「目は口ほどに物を言う」という言葉通り、優しい目元を意識するだけで、あなたの弔意は十分に伝わります。

まとめ:心を込めた身だしなみで最後のお別れを

葬儀でのマスクや身だしなみは、決まりを守ること自体が目的ではありません。その根底にあるのは「故人を静かに送り出したい」「遺族の悲しみに寄り添いたい」という思いやりです。

  • マスクは「白の不織布」が最も安心。黒やグレーもシンプルならOK。
  • 派手な色、柄、キャラクターものは絶対に避ける。
  • 服装は光沢のない黒を基本とし、肌の露出を抑える。
  • 小物は「殺生」を感じさせない素材と落ち着いた色を選ぶ。
  • メイクはラメを控え、髪は低い位置でスッキリまとめる。
  • 足元は30デニール程度の透ける黒ストッキングが正式。
  • 受付や挨拶は、マスク越しでも伝わるようハッキリと丁寧に行う。

完璧にこなそうと緊張しすぎなくて大丈夫です。「派手なものを避け、清潔感を保つ」という基本さえ押さえておけば、あなたの参列はとても礼儀正しいものになります。 落ち着いた気持ちで、故人との最後の大切な時間を過ごしてくださいね。